犬の親子の絵馬 貴志川中美術部が奉納
和歌山県紀の川市貴志川町国主の大國主神社(山本幸泰宮司)に23日、市立貴志川中学校の美術部が手掛けた来年の干支(えと)戌(いぬ)にちなんだ絵馬が奉納された。
ことしで3年目。絵は部員がアイデアを出し合い、中でも特に多かった柴犬を採用。今月から本格的に作業を開始し、下書きをした後、ペンキで色を塗った。
納められた絵馬の大きさは縦180㌢、横270㌢。「開運招福」の文字とともに、親子で野原を散歩する柴犬の絵があしらわれ、本殿前に掲示されている。
部員や顧問、責任役員らが参列し、山本宮司が祝詞を奏上した後、生徒らが玉串をささげた。山本宮司(60)は「毎年の行事として定着しつつあり、大変ありがたい。来年もいい年になることを願っている」。同部2年生の宮本若奈部長(14)は「犬が優しい表情になるように工夫した。うまくできてうれしい」と話していた。
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