慌てず適切に通報を 県警が啓発イベント
「110番の日」の10日、和歌山県警は和歌山市中野のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店で、通報の適切な利用を呼び掛ける広報活動を実施した。
活動には、県内すべての110番通報に対応する県警本部通信司令室をはじめ和歌山北署や県警音楽隊などから約100人が参加。啓発物品配布の他、音楽コンサート、パトカーの展示も行い、楽しみながら110番通報を学べる内容とした。
通信司令室によると、県内の昨年の110番通報は一日平均192件(約7分半に1件のペース)で、特に交通事故による朝の通勤時間帯が多いという。
店内ジストホールにはコンサートを観覧しようと約150人が詰め掛け、立ち見も出るほどのにぎわい。演奏前には指令室員による正しい110番通報の実演が行われた。車同士の接触事故を想定し、通報者と指令室員が「事件ですか事故ですか」「けがなどはないですか」「車は安全な左端に寄せられますか」などのやり取りを再現した。
通信司令室の石田俊則管理官(58)は「実際に事件事故に遭遇した際には慌ててしまうかもしれませんが、こちらから必要なことを順番に聞きますので、落ち着いてはっきり答えてください」と呼び掛けていた。
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