平昌出場の県2選手を応援 スポーツ伝承館

 韓国で来月開幕する平昌オリンピックに出場する県ゆかりの選手を応援しようと、和歌山県和歌山市本町のわかやまスポーツ伝承館で特別展示「平昌オリンピック出場者展」が開かれている。2月26日まで。

 スキー・エアリアルの田原直哉選手(37)とスケート・ショートトラックの坂爪亮介選手(27)の2人のユニフォームや靴、スキー板などの競技用具と紹介パネルを展示。

 田原選手は市出身で、和歌山北高校を卒業後、日本体育大学に進学。もとは体操選手で、平成16年のアテネ五輪の代表入りを期待されるもかなわなかった。けがもあり体操競技を断念したが、その後、体操で培った回転力やひねりを生かしてエアリアルに転向した。今回の平昌が悲願の五輪初出場となる。

 坂爪選手は群馬県太田市出身。海南市のガーデニング大手、㈱タカショーに所属。国内外の多くの大会で表彰台に上がる日本のエースとして知られ、前回のソチ五輪にも出場した。

 同館の畔取由佳事務局長は「温暖な気候で雪もスケートリンクもない県ゆかりの2人が努力を重ねてきたことを多くの人に知ってほしい。メダルを取れたらまた展示したい」とエールを送った。

展示されている2選手のウェアや靴など

展示されている2選手のウェアや靴など

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