野球の楽しさ小学生に 3高校が初の教室

和歌山県岩出市高塚の県立那賀高校で21日、同校と貴志川、粉河高校の硬式野球部による野球教室が開かれた。学童野球チームに所属する小学校4、5年生約80人を指導し、野球の楽しさを伝えた。

野球を通じて高校生と小学生が交流を図り、長く野球を続けられる環境づくりを目的とし、那賀地方の高校が合同で野球教室を開くのは初めて。この日は岩出市内5チームと貴志川町から3チームが参加した。

教室では声出しや準備体操をした後、敏しょう性などを高めるためのラダートレーニングを行い、体の軸がぶれないように正確、迅速に取り組んだ。また挟殺練習ではカバーする時の掛け声やボールを離すタイミングを学習。野手で連携を図り、走者役の指導者や高校生を挟み込んだ。その他、ポジション別練習にも取り組み、投手はブルペンで投球練習、外野手は捕球時の体勢などを学んだ。

根来ファイターズの野口拓真君(11)は「ボールの握り方や挟殺プレーの挟み方を細かく学べた。学んだことをチームで実践したい」と話していた。28日は粉河高校で、貴志川町を除く紀の川市内の8チームを対象に実施する。

挟殺練習に取り組む小学生

挟殺練習に取り組む小学生

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