和歌山市の名所・旧跡絵画で 市民会館

和歌山県和歌山市の名所・旧跡を主なテーマにした公募美術展「わかやま名所・旧跡絵画展」が28日、和歌山市伝法橋南ノ丁の和歌山市民会館で始まり、初日から多くの来場者でにぎわった。2月3日まで。

市や実行委が主催し、今回で5回目。「名所・旧跡の部」に56点、「自由画題の部」に24点の応募があり、招待作品も含め約90点が展示されている。ジャンルは洋画や日本画、水墨画、俳画など幅広く、片男波公園や和歌山マリーナシティ、紀三井寺、和歌山城紅葉渓庭園などを描いた作品が並んでいる。

この日はオープニングセレモニーが行われ、関係者らがテープカットで開催を祝った。

尾花正啓市長はあいさつで、「和歌山市の素晴らしい景色が作品に描かれている」と笑顔で話し、「(作品鑑賞を通じて)自分たちのまちにある隠れた名所も発見してほしい」と呼び掛けた。

水墨画が好きで毎年訪れているという市内の男性(61)は「友ヶ島を描いた作品は、島を描く角度が独特で引き込まれました」と話していた。

展示は午前9時半から午後5時まで。入賞した13作品は2月21日から3月1日まで、市役所1階の市民ギャラリーでも展示される。

受賞者は次の皆さん。

【名所・旧跡の部】〈市長賞〉阿部富子▽北谷三郎〈教育委員会賞〉東悦子▽辻芳治▽川端サカヱ〈きのくに信用金庫賞〉小川敦子▽北野幸一郎▽楠井善彦〈和歌山文化協会賞〉松田年弘▽集田信子

【自由画題の部】〈和歌山市文化スポーツ振興財団賞〉中村佐知子〈和歌山文化協会賞〉岡本栄司▽森本真弘

紅葉渓庭園が描かれた作品を楽しむ来場者

紅葉渓庭園が描かれた作品を楽しむ来場者

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