たま駅長のアニメ化は? きのかわ女子が提案

 女性の目線で紀の川市の魅力を発掘するプロジェクト「魅力発掘×きのかわ女子」の最終回が2月24日、同市西大井の市役所で開かれ、和歌山県立貴志川高校や近畿大学生物理工学部の学生、市職員ら14人が観光振興策について意見を出し合った。

 市主催。子育て世代の市内への移住促進を目指す同市は、移住先の決定に妻の意向が大きな影響を与えるケースが多いと分析。女性が魅力を感じる地域づくりに向け、昨年3月から2回のワークショップの他、市内の観光名所を巡るバスツアーを開催してきた。

 参加した女性たちは4~5人のグループを作り、模造紙に観光振興のアイデアを書き出しながら意見を交換した。参加者からは、和歌山電鐵貴志川線貴志駅の駅長として人気を集めた猫「たま」のアニメ化や市特産のフルーツを使った土産商品の開発、QRコードを使った観光地案内など、ユニークな意見が次々と出され、様子を見守った市広報広聴課の職員も笑みを浮かべていた。

 意見交換の後は、アイデアを伝える4こま漫画の制作に挑戦。「紀の川市観光の現状」「良いと思ったアイデア」「アイデアを待ち受ける困難」「困難を乗り越える実行策」の流れでストーリーを作成した。

 参加者から出された意見は冊子にまとめられ、3月に市内の学校や団体に配布される。

観光振興策を書き出し議論する女子たち

観光振興策を書き出し議論する女子たち

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