県人事1340人 データ活用などで組織改正

 和歌山県は23日、4月1日付発令の職員の人事異動を発表した。部長級は企画部長に田嶋久嗣企画政策局長、会計管理者に中西淳総務管理局長が就任するなど、昇任12人を含む14人。人事ローテーションの長期化を図り業務の継続性を重視し、異動規模は昨年度(1332人)より8人増の1340人で例年並みとなっている。昇任は18人減の289人で、うち女性は14人増の55人。

 級別の異動規模は次長級38人(うち昇任28人)▽課長級228人(同70人)▽課長補佐級428人(同91人)▽係長級365人(同88人)▽一般職267人――。新規採用者は前年度比27人増の129人(うち女性56人)。

 2017年度末の退職者は136人(うち定年96人)。退職手当は総額26億3177万円(1人当たり平均2072万円、定年退職者平均2306万円)。

 主な組織改正は、4月に開設する「県データ利活用推進センター」の運営に伴い、企画総務課に「データ利活用推進班」を設置。全国健康福祉祭(ねんりんピック)の開催に向け準備を本格化するため、ねんりんピック推進室を「ねんりんピック推進課」、「式典・事業室」へ再編する。また、少子化対策として、子育てしやすい環境づくりを一層推進していくため、子ども未来課の子育て支援班を「子育て支援班」と「保育班」に再編。国民健康保険制度の改革に伴い、新制度に沿って適切な運営ができるよう国民健康保険課に「保険指導班」と「国民健康保険班」を設置する。

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