神事や雅楽華やか 大国主神社1200年奉祝祭
大国主神社(和歌山県紀の川市貴志川町、山本幸泰宮司)で1日、神社の建立から1200年を祝う「御鎮座千二百年奉祝祭」が開かれた。
神話の時代に祭神である大国主命がこの地を訪れたとされ、818年に嵯峨天皇が現在の場所に社を建ててから1200年を祝福した。
朝の大祭式で祭りが始まり、神社から貴志駅まで参加者がみこしを担いで練り歩いた。
午後からは境内で奉納イベントが多数開かれ、貴志川中学校1年生の巫女(みこ)舞や榊葉雅楽会の雅楽演奏が行われた。中貴志小学校6年生は貴志川に伝わる国主淵の大蛇と雨乞いの伝承「国主淵の生きたお面」を合唱で披露。りら創造芸術高校の生徒も出演し、ダンスアートカンパニーALCAとコラボレーションした創作ダンスや同校に伝わるタップダンスで盛り上げた。
最後は餅まきが行われ、国主淵にすむ大蛇に大きな餅を奉納したあと、参加者は餅を取り合い、にぎやかに祭りを締めくくった。
山本宮司(60)は「きょうは天気も良く、神様も祭りを喜んでくれているのでは。みんな幸せになれそう」と話した。
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