交流と防災の拠点に 大崎区集会所オープン

和歌山県海南市下津町大崎区の新集会所の完成を祝う記念式典が8日に開かれ、訪れた住民ら約30人が施設内を見学し、充実した施設の活用について話し合った。

同施設は、2012年に閉校した大崎小学校校舎の跡地に建設。鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は112平方㍍。畳敷きのスペースもある会議室や給湯室、収納室、多目的トイレ(オストメイト対応)などが備えられている。

記念式典で武田清貴大崎区長(62)は「区民が跡地活用の検討を行い、海南市に要望書を提出し、完成に至った。交流と防災の拠点として有効に使用したい」とあいさつし、跡地を同市に提供した山中又七郎さん(82)に感謝状が手渡された。

神出政巳市長は「人口は減少しても、住んでいる人がニコニコと元気に暮らしていくことが大切だ」と祝辞を述べた。

施設を見学した辻岡節子さん(76)は「畳は年寄りがくつろげます。調理場も充実していて、皆さんと『良いわぁ』と話しています」と笑顔だった。

テープカットをする(左から)神出市長、武田区長、谷上昌賢大崎公民館長

テープカットをする(左から)神出市長、武田区長、谷上昌賢大崎公民館長

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