描く人も見る人も楽しく 絵画教室合同展
和歌山県和歌山市内の三つの絵画教室の合同展「グループPA.KO展」が16日まで、市内3会場で開かれている。
土井久幸さん、岩崎奈美さん、田中とも恵さんに指導を受ける生徒56人が、1年間の成果として毎年発表しており、今回が10周年の記念展。油彩や水彩、クレパスやパステル画など約170点を展示し、講師3人も賛助出品している。
会場は、ギャラリー白石(湊通丁南)とギャラリー龍門(湊通丁北、ホテルアバローム紀の国2階)、ギャラリーTB(広道)。それぞれが描きたいものをさまざまな画材で自由に表現。スケートボードの一部分を映像的にモノクロで表現したもの、コラージュを取り入れ幻想的な光の空間を描いた作品、笑顔で仲良く並ぶ夫婦の肖像など、バラエティーに富んでいる。
出品者の一人、吉留啓美さんは「模写から始め、やっと自分の第1作が完成しました。今は絵を描くのが楽しくて仕方ないです」とにっこり。
講師の土井さんは「新しい生徒さんが増え、作品の幅も広がっています。描く側も見る人も楽しめる展覧会になっていると思うので、会場ごとの雰囲気の違いを楽しんでもらえれば」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
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