忍耐勝負の風景写真 ギャラリー花畑で展示
和歌山風景写真同好会(上山道夫代表)の第10回写真展が20日まで、和歌山県和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれ、訪れた人たちは雄大でスケール感のある美しい写真を楽しんでいる。
メンバーは上山会長の他、國定義勝さん、鍋島正範さん、南方正博さんの4人。A2サイズの他、大判のA1・A3ノビに印刷した四季折々の風景37点を出品している。
作品は梅雨空に映える紀美野町のアジサイ、霧に包まれた静かな湖、桜と共演する富士山、光を帯びた雲の波が美しい雲海など、ため息が漏れそうな美しい風景。中には、積もった雪の形が動物や人のように見える、「妖精の谷」と題したユニークな作品もある。
出品者の國定さんは「旅が大好き。人があまり行かないような所で撮影する際はじっくりと時間をかけて、まさに自分の世界です」とにっこり。二十数年富士山を撮り続けている上山代表(76)は「朝早くから日の出を待ったり、夕陽を狙ったり。風景写真は忍耐が大事。それぞれの感性が表れた作品をご覧いただきたいです」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。
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