自然の美求めて30年 フォトクラブ21記念展
写真愛好家グループ「フォトクラブ21」の作品展が6月3日まで、和歌山県和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。
今回で30回目の記念展。60代から70代の10人が国内で撮影した四季折々の風景写真41点を展示している。
作品は、雪に覆われたハクサイ畑を写した「綿帽子整列」、水害に遭い、今は見ることのできない田辺市の川岸に咲く八重桜、鮮やかな紅葉と滝の共演、霧に包まれた静かな湖畔などで、何度も足を運んだからこそ写せた作品ばかりという。
笠雲をかぶった「UFO」など、富士山のさまざまな表情を写した高瀬捷一代表(74)は「会員は皆、今まで見たことのないような美しい風景に出合いたくて、日本中走り回っています。自然風景の美しさを感じてもらえれば」と話し、来場した同市小豆島の小島幸子さん(82)は「珍しい瞬間を写したものもあり、相当苦労して撮られたものなんでしょうね。感心します」と見入っていた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。
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