大桑・田谷氏の体制に 経済同友会の新役員

 和歌山経済同友会は28日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で2018年度通常総会を開き、17年度事業報告と収支決算、18年度事業計画案と収支予算案などの全議案を承認した。2人体制の代表幹事のうち樫畑直尚氏(㈱南北会長)が田谷節朗氏(きのくに信用金庫理事長)に交代し、大桑堉嗣氏(㈱オークワ会長)は再任。樫畑氏は特別幹事に就任した。

 開会あいさつで大桑代表幹事は「和歌山の経済は緩やかに回復しているとはいわれているが、その実感は薄く、県の人口は94万人を割り込んだ。われわれ経済人は今後どのように事業展開をしていくべきか、今から考えなくてはならない」と話した。

 18年度の事業計画案では「経済人としての視点や経営手法を駆使し、新しい価値観や社会情勢に対応したフォーラムを立ち上げ、多様な討議を通じて的確な提言や活動を行い、持続可能で活力ある地域社会・経済の創成を目指すとともに、和歌山に対する誇りと自信、未来に向けての希望を醸成していきたい」などとする活動方針を発表し、講演会やセミナー開催などの計画を承認した。

 総会後には、ボストンコンサルティンググループの御立尚資シニア・アドバイザーによる記念講演「観光『立国』を実現する」があった。

 その他の主な新任役員は次の皆さん。
 【副代表幹事】溝端莊悟(溝端紙工印刷㈱会長)▽角口賀敏(㈱キナン会長)▽高岡伸夫(㈱タカショー社長)▽笹本昌克(㈱湊組社長)
 【常任幹事】山本進三(㈱山本進重郎商店社長)▽海瀬隆太郎(ネッツトヨタ和歌山㈱社長)
 【会計幹事】勝本真人(アクロナイネン㈱社長)▽鈴木教秀(㈱紀陽カード社長)

「今後の事業展開について考えて」と大桑代表幹事

「今後の事業展開について考えて」と大桑代表幹事

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