IR構想 候補地マリーナでの説明会に49社

 和歌山県は、誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート(IR)について、県での開発に参画を検討している民間事業者からアイデアを募集する投資意向調査(RFI)を開始した。

 県は先月、観光資源やマリンレジャーを生かしたIR基本構想を発表。同構想の改定や実施方針の策定に向けた準備を目的に、国内外の事業者から投資意向調査の提案募集を受け付ける。

 8日には、候補地として検討している和歌山市毛見の和歌山マリーナシティホテルで説明会を開催。海外のIR事業者をはじめ、国内外から49社が参加した。

 説明会では県企画総務課の担当職員が基本構想の概要を説明。関西国際空港との近接性や県独自の依存症対策、約2万人の雇用創出効果などを紹介した。調査の支援業者である新日本有限責任監査法人の担当者から提案に関する事務手続きの説明があり、現地案内では黒潮市場のマグロ解体ショーやヨットハーバーなどを見学した。

 13日には東京で説明会を開催。約30社が参加を予定している。投資意向調査の提案受付の締め切りは8月31日。問い合わせは同課(℡073・441・2334)。

担当職員が県の基本構想を説明した

担当職員が県の基本構想を説明した

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