加太海水浴場を美しく リフレッシュ瀬戸内

美しい海の環境を守ろうと、和歌山県和歌山市は17日、加太海水浴場の海岸清掃を行い、地元住民や協力企業、県・市職員ら約200人が海開きを控えた砂浜をきれいにした。

瀬戸内海沿岸107市町村と11府県、国土交通省などが参加する瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会による「リフレッシュ瀬戸内事業」の一環で、1993年度に始まり26年目。6~8月に約300カ所で海岸を清掃し、加太では毎年、海開き(ことしは29日)前の時期に行っている。

快晴のこの日、開会式が行われた午前9時には市内の気温は23度を超え、一足早く海水浴が楽しめそうな陽気。小林弘史副市長と同省近畿地方整備局和歌山港湾事務所の島村博所長があいさつし、参加者に感謝した。

参加者は軍手やごみ袋を手に、帽子などで暑さ対策をしながら砂浜を歩き、ごみを拾い集めた。先週日本列島に接近した台風5号の影響により、海岸には多くの海藻が打ち上げられ、集まったごみの大半を占めた。

初めて参加した和歌山市毛見の巽智也さん(34)は「きれいな海になってくれたらうれしい。夏になったら子どもを連れて泳ぎに来たい」と話していた。

打ち上げられた海藻などを拾い集める参加者ら

打ち上げられた海藻などを拾い集める参加者ら

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