夏に一番乗り! 加太海水浴場で海開き行事

 和歌山県和歌山市の加太海水浴場で29日、海開きが行われ、地元の加太小学校の児童たちが県内で一番早い海水浴を楽しんだ。

 強い風が吹く中、観光・漁業・自治会や警察、海上保安部などの関係者ら約20人が参加。安全祈願の神事では、加太春日神社の宮司が海や浜へ向かっておはらいや清めの儀式を執り行った。

 海岸の清掃後に児童たちは水際へ。元気いっぱいに浜辺を走り、海水に「冷たい」と歓声を上げた。東山陽菜さん(9)は「プールより広くて、好きなだけ遊べます」和田大翔(ひろと)君(10)は「波が来て楽しいです」とはしゃいでいた。 

 その後、津波避難誘導訓練や救急救命訓練も行われ、地域住民や観光関係者らが準備した流しそうめんが、児童らに振る舞われた。

 加太観光協会の稲野雅則会長(45)は、「地元の子どもたちをはじめ、観光客の皆さんが無事故で海を楽しんでくれることを願っています」と話していた。

 同所は、友ヶ島を望む砂浜が約250㍍続き、遠浅で波が穏やかなのが特長。浜でのバーベキューやテント宿泊の「ビーチグランピング」なども楽しめる。開放は9月2日まで。

楽しそうに水をかけ合う児童ら

楽しそうに水をかけ合う児童ら

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