ブロック塀の撤去・修繕進む 和市公立学校

 和歌山市は、大阪府北部地震を受けて実施した市立幼稚園・小中高校・義務教育学校のブロック塀の緊急点検で、ぐらつきなどが認められた箇所の撤去、修繕作業を進めている。改修工事も緊急性の高い箇所から順次始めるとしている。

 教育施設課によると、6月19日からブロック塀・壁がある71施設でぐらつきや傾きを調査。延べ92カ所で現行の建築基準法を満たしていないことが分かった。撤去、修繕作業は22日から始め、ブロック塀にぐらつきがあった東山東小学校、鉄筋の入っていない飾り壁があった川永小学校ではすでに撤去した。

 改修工事は、道路に面し、高さが2・2㍍以上か控え壁のない緊急性の高いブロック塀からフェンスなどに改修する工事を実施。本年度内の工事完了に向け、速やかに対応するとしている。幼稚園4、小学校13、中学校5、義務教育学校1の23施設で約2億3000万円の工事費を見込んでおり、現行の予算と予備費で行う。

 プールの囲いなど緊急性の低いブロック壁については、今後予算を検討していくという。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧