世耕大臣が台風被災企業視察 「深刻さ痛感」

 台風21号による被災状況を確認するため、世耕弘成経済産業相が8日午前、和歌山県和歌山市の西浜工業団地などを視察した。

 同団地の他、市内の和歌浦地区、雑賀崎工業団地の被災企業を訪れた。

 西浜工業団地では3社を視察。木材加工などを手掛ける㈱宮本工業では、宮本次朗代表取締役会長から、停電の影響による工場の稼働停止など被災状況の説明を受けた。

 視察後、記者の質問に応じた世耕経産相は「被害が深刻であると痛感した。1社1社寄り添うかたちで相談に乗りながら資金手当などをサポートしたい」と説明。また、和歌山入りする直前に大阪の関西電力本社を訪問し、意見を交換したと述べ「現在8000人体制で不眠不休の復旧に当たっている。全面的に協力し、後押ししたい」と話した。

宮本会長㊧から説明を受ける世耕大臣(中央)

宮本会長㊧から説明を受ける世耕大臣(中央)

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