「雨山の郷」が再開 台風で停電、桜倒れる

和歌山県紀美野町井堰で郷土料理を提供している飲食施設「茶屋 雨山の郷」(岡博誠代表)は、台風21号により停電や倒木の被害を受け、休業を余儀なくされていたが、15日に営業を再開した。スタッフは雨風を受けた茶屋を心を込めて清掃し、実りの秋に向けて再出発を切った。

岡代表によると、台風の影響で同所も約1週間にわたり停電し、食材の一部を処分せざるを得なくなり、桜の木も倒れるなどした。桜まつりの際には多くの人が楽しむ自慢の桜並木のうちの大木が倒れてしまい「悲しかった」と話す。

同所はオープン4年目。周辺に自生する野草の葉でサバ寿司を包んだ「縮砂寿司(しゅくさずし)」が名物で、午前中に完売することも多い。うどんや定食、手作りケーキとコーヒーのセットなども味わえる。

料理に腕をふるうスタッフの主婦らは「10月上旬には、野菜や果物の品ぞろえも増えてきます。ホッと一息つきに来てください」と来店を呼び掛け、明るく立ち働いている。

営業は土・日曜のみで、午前10時から午後4時まで。問い合わせは岡代表(℡090・9095・1699)。

縮砂寿司の定食を手にスタッフの皆さん

縮砂寿司の定食を手にスタッフの皆さん

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