円香さん一日警察署長 交通安全運動で啓発

 30日まで行われている秋の全国交通安全運動の機運を高めるため、和歌山北署は23日、和歌山県紀の川市貴志川町在住のシンガーソングライター、円香(まどか)さん(20)を一日警察署長に委嘱。円香さんは和歌山市中のイオンモール和歌山で買い物客らに交通安全の意識向上を呼び掛けた。

 円香さんは紀の川市出身で、紀美野町のりら創造芸術高校を卒業。現在は県内でシンガーソングライターとして活動している。

 同署で行われた委嘱式では、森田浩文署長が警察官の制服を身に着けた円香さんに委嘱状を手渡し、一日警察署長のたすきを掛けた。

 日頃の交通安全に対する意識を問われた円香さんは「音楽が聞こえるとそちらに気を取られてしまうので、運転中は音楽を聴かないようにしている」と話し、「きょう一日で和歌山をより安全に変えられるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 イオンモール和歌山での啓発活動には、署員や交通安全協会のメンバー、和歌山大学自動車部の部員ら約50人が参加。買い物客に啓発グッズを配布し、円香さんがライブを披露した他、反射材の効果体験やパトカー、白バイの展示なども行われた。

一日警察署長のたすきを掛けてもらう円香さん

一日警察署長のたすきを掛けてもらう円香さん

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