優秀者を表彰 土地家屋調査士会の寄付講義
和歌山県土地家屋調査士会(川口雄会長)が和歌山大学で開講する寄付講義「国家基盤づくりに係る土地・家屋の調査」で、優秀な成績を収めた学生をたたえる表彰式が27日、同大学で行われた。
寄付講義は同調査士に対する認知度向上などを目的に2015年から開講。ことしは3・4回生の30人が登録し、4月から計15回、会員がリレー形式で講師を務め、土地の登記や建物に関する表示の登記、不動産に関連する各種の法律、境界紛争などについて学んだ。レポート試験では所有者不明土地の問題について、指定された論文を参考にしながら具体的な解決策を、1200字程度にまとめた。
表彰を受けたのはいずれも経済学部の大村衣里奈さん(22)、米谷菖さん(21)、堀田翔さん(23)の3人。表彰式で寄付講義委員会の片岡聖佳委員長は「これからの就職活動や生活に役立ててほしい」とあいさつし、それぞれに表彰状を授与した。堀田さんは「この講義を受けたのを機に、資格の取得を視野に入れてみたい」と話していた。
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