労働改善や災害対応 連合和歌山ら市に要望

 労働者の雇用や暮らしを守る労働団体連合和歌山の和歌山・海南海草地域協議会が28日、和歌山市役所を訪れ、2019年度の政策・制度要求と提言について要望を行った。

 野口宗宏議長ら6人が訪問し、中心市街地の活性化や防災・減災、長時間労働の是正、就農促進など、安全で住みやすいまちづくりのための20件83項目の要望書を尾花正啓市長に提出。野口議長は「住民の働き方や生活は企業で完結する部分もあるが、医療や年金といった公共に頼む部分も多い。要望を精査して検討してもらい、よりよい市をつくる一助にしてもらいたい」と依頼した。

 意見交換会では台風21号の被害を振り返り、内水がある土地の宅地開発への指導や、暴風で倒れて大規模停電を起こした電柱の地中化など、自然災害に向けた対応が検討され、組合と市が連携した取り組みでも対策をしていきたいとした。その他に高校生、大学生への企業の就職情報提供と定着率の引き上げや、空き家の早期処理と指導についても話し合われた。

尾花市長㊧に要望書を手渡す野口議長

尾花市長㊧に要望書を手渡す野口議長

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