知事選でカジノ反対訴え 畑中氏事務所開き

 任期満了に伴う知事選(11月8日告示、25日投開票)に立候補を表明している無所属新人で市民オンブズマンわかやま事務局長の畑中正好氏(66)は12日、和歌山市杉ノ馬場のビルで事務所開きを行った。

 畑中氏を擁立した政治団体「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」の会員や推薦を決めている共産党の県議ら約70人が出席した。畑中氏は、各地を巡る中で聞いたカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を批判する県民の声にふれ、「取り返しのつかないようなものを造らせてはいけない」と言及。「カジノをストップさせることのできる最後の選挙。知事に押し上げてもらえると確信している」と力を込めた。

 事務所長を努める同会の武内正次代表は「暮らしと地域を応援する県民が主人公の新しい県政をつくり、安倍政権に和歌山からNOの審判を突き付けたい」と述べ、7月の市長選で現職と一騎打ちを繰り広げた島久美子さんは「カジノ問題を引き継いでいただき、県民の思いが実る結果をつくり出したい。共感の輪を広げることが勝利につながる」と語った。

 最後は支援者とガンバローコールで拳を突き上げ、士気を高めた。

 知事選には畑中氏の他、4選を目指す無所属で現職の仁坂吉伸氏(68)が立候補を表明している。

ガンバローコールで士気を高めた

ガンバローコールで士気を高めた

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