はがきや電話に注意 日赤前で特殊詐欺の啓発
特殊詐欺被害の防止に向けた啓発活動が15日、和歌山県和歌山市小松原の日赤和歌山医療センター前で行われ、和歌山西署員と市地域安全推進員会西支部のメンバー、同センターの職員らが病院を訪れた人に注意を呼び掛けた。
ことし9月までの県内の特殊詐欺被害は37件、1億9141万円で、昨年1年間の被害額2億1468万円を超える勢いで増加している。年金支給日に合わせて定期的に行っている活動で、マスクと受話器に貼る啓発ステッカー合わせて1100セットを配布した。
病院には朝から高齢者らが訪れ、署員らは「特殊詐欺の被害が増加しています」「はがきが届いたり、電話がかかってきたりしたら悩まず相談してください」と呼び掛けた。
同署生活安全課の中島仁樹課長は「詐欺の件数は減っているが被害額は増加している。いまだに訴訟はがきや息子を装った電話が多い。一人で悩まず警察や家族に相談してもらいたい」と話していた。
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