地方の声を代弁する総務省 大臣として活力維持に全力

石田 真敏

 この度、総務大臣・内閣府特命担当大臣(マイナンバー担当)の大役を仰せつかることとなりました。
 これも今日まで長年にわたりご支援いただきお世話になった皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げます。ご期待に沿えるよう懸命に頑張ってまいりますので、今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 ちなみに、総務省は旧の総務庁、自治省、郵政省が統合されたものであり、総務大臣としては行政管理、地方自治、消防、情報通信、放送、郵政と非常に多岐にわたる分野を所管いたします。
 さて大臣就任にあたっては、10月2日に宮中で認証式が行われ、3日に初登庁いたしました。4日には野田聖子前大臣から事務の引き継ぎを受けるとともに、幹部職員に次のようなお願いをしましたので、ご紹介します。
 「まず、地方自治体がスムーズに地域を運営できるよう、一般財源の予算確保をはじめしっかり対応してください。その上で、プロフェッショナルである職員皆さんの叡智を集めて、総力戦で課題に取り組んでください。そのために、いつでも門戸を開けていますので、遠慮なく意見や提言をお願いします。
 さらに、基本的なことを2点申し上げます。
 ①社会が大変革期にあるということを認識して、仕事に取り組んでください。
 政府では、Society5・0(第5の社会)すなわち狩猟・農耕・工業・情報に続く社会という考え方を打ち出しています。教育、社会保障、産業、雇用、生活、そして地方も大きく変わることが予想されます。
 これらの変化に対応して、地方の活力維持に取り組んでいかねばなりません。変化を見極めながら、中期的視点をもって課題に取り組んでください。
 ②「地方の疲弊も東京一極集中も限界に来ている」ことを認識ください。
 [1]ほとんどの地方は「疲弊待ったなし」です。「どうすれば、地方で活力を維持し社会機能サービスを維持し、持続可能な地域としていけるのか」、地方といってもさまざまだけに、それぞれに寄り添って対応してください。
 従来の延長線上の考え方や取り組みだけでなく、地方の疲弊を打ち破るために総力を挙げて取り組んでください。
 [2]東京一極集中も限界に来ています。
 先日、台風が首都圏に接近した際には、通過後にもかかわらず朝のラッシュ時には駅に人が溢れました。震災や噴火など予想される大災害が万一起こったときには、どのような混乱が起こるのかと、不安を覚えたのは私一人ではないと思います。
 東京は首都です。安全安心で快適な首都、東京にしていくために総力を挙げてください。
 私の基本的な考え方を申し上げましたが、地方の思いや声を代弁できるのは総務省をおいて他にはありません。地方のため、幅広く取り組んで頑張っていきましょう」。
 以上のような内容を幹部の皆さんにお願いしました。私も地方の声を代弁する総務省の大臣として、精一杯がんばります。

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