高校生が選管事務体験 知事選前に意識向上
任期満了に伴う県知事選(11月8日告示、25日投開票)を前に、和歌山県内の高校生15人が25日、県庁で啓発チラシ準備などの選挙事務を体験した。
今回の知事選では初めて選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることから、若年層の投票参加意識の向上を図るために実施。向陽高校、星林高校、和歌山信愛高校の2年生が参加した。
体験では、県選挙管理委員会が用意した街頭啓発用チラシ400枚(A4サイズ)と各市町村や主要駅で掲示するポスター200枚(B2サイズ)の仕分け作業を行った。チラシは、記載された投票日が見えるように三つ折りに、ポスターは丸めてビニールに入れるなど、同選管の事務作業を体験。担当職員は選挙の管理執行や政治団体の各種届け出受理など具体的な職務も紹介した。
向陽高校の北井捷平君(17)は「少しでも選挙のことを知りたいと思って参加した。身近なものと実感し、有意義な経験となった」と話していた。
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