山崎製パン社員も一緒に 麻生津地区運動会

和歌山県紀の川市麻生津地区の運動会が4日、麻生津小学校グラウンドであり、地域住民約350人に加え、同地区の活性化に取り組んでいる山崎製パン㈱の社員24人も参加し、住民と交流を深めた。

これまでは8月に開いていたが、27回目のことしは猛暑を避け、時期を秋にずらし、晴天に恵まれての開催となった。

地区内6集落の対抗戦で行い、パン食い競争や綱引き、リレーなど定番競技の他、スティックで球を転がし、目標に近いところを目指す「めざせホールインワン」、落ちている空き缶を棒で拾い、集めた数を競う「缶拾いワールドカップ」など全12競技を楽しんだ。

同社は県が推進している企業の過疎集落応援活動「企業のふるさと」に参加し、8月には地区の盆踊りに協力。この日は大阪第二工場(松原市)、阪南工場(羽曳野市)、大阪第二工場泉佐野事業所(泉佐野市)で働く20~50代の社員で「ヤマザキパンチーム」を結成し、大縄跳びや缶拾い、綱引きなどに出場し、会場の設営も手伝った。県産ミカンを使った蒸しパンやドーナツなど自社商品も住民に配った。

大阪第二工場総務課の加納佑馬さん(27)は「パンを欲しいと言ってくださる方が多くうれしかった」と笑顔。「過疎化が進む麻生津を盛り上げたい。ミカンや柿を作る農家さんの人手が足りないと聞いているので、ぜひ作業を手伝いたい」と話していた。

棒で拾った缶の数を競う参加者

棒で拾った缶の数を競う参加者

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