水墨と日本画の味わい 11日まで紀宣会展
水墨画と日本画を楽しむ「紀宣会」の第6回展が11日まで、和歌山県和歌山市の県民文化会館で開かれている。
作品展は2年に1度開催。旺玄会会員の中島宣子さん(68)を講師に、同市の中央コミュニティセンターなど3カ所で教室を開いており、今展では中島さんと生徒35人が37点を出品している。
日本画は和紙の表と裏の両方から色を入れ、薄塗りで繊細に表現したものや、顔料で厚く塗り重ねたものなど、表現もさまざま。
作品は緑に囲まれた静かな湖、家族を温かいまなざしで描いたものなどテーマは多彩。春の情景と那智の滝をふんわりとした筆遣いで表現したものや、黄金色に染まる松島の朝を軸に仕立てた作品も並ぶ。
中島さんは「紙をもんだり裏から色を入れたり、日本画の魅力は味わい深さにあると思います。例えばアユの絵ではさもそこに泳いでいるような空気感があり、それを皆さんに感じてもらえればうれしいですね」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
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