民芸盆栽とアートフラワー 11日まで県公館
紀の川市の紀州民芸盆栽作家、櫻井榮子(ながこ)さんが主宰する「第76回花と心のたび展」が11日まで、和歌山県和歌山市和歌浦中の県公館で開かれている。
約50人が、手の込んだ民芸盆栽や華やかなアートフラワーを出品。ことしは、ガラス容器に液体とともにドライフラワーを浸したハーバリウムの作品も並び、電飾し幻想的に迎えている。
紀州民芸盆栽は布や紙粘土などさまざまな素材を使って樹木や草花を創作したもの。布地から染め上げるなど、一つひとつ手作業で、本物と見間違いそうなほど精巧に仕上げている。
日本庭園が見渡せる和室には松や梅、ススキやイチョウなど、秋の深まりとともにゆったりと楽しめる民芸盆栽の作品を展示。
洋室にはコチョウランやユリ、バラなどを題材にしたアートフラワーが並び、クリスマスをイメージしたコーナーもある。
櫻井さんは「皆さんにくすっと笑っていただけるような、遊び心を盛り込んだ展示もあります。日本の伝統的な盆栽やアートフラワーを、少し違った感覚で楽しんでもらえれば」と話している。
櫻井さんの長女で、奈良県在住の南天うめおさんの色鉛筆画も展示。アートフラワーやミニ盆栽の講習会もある(材料費実費)。午前10時から午後4時半(最終日は3時半)まで。
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