来年もまた頑張ろう 官公庁や企業仕事納め
官公庁や多くの企業で仕事納めとなった28日、各組織のトップがことし一年を振り返り、職員らの労をねぎらい、来年への決意を示した。
和歌山県庁では仁坂吉伸知事が本庁所属長以上の職員約140人を正庁に集めて訓辞。台風や豪雨など相次いだ災害を振り返り「いろいろ大変な思いをした」と回顧した上で、「皆さんの頑張りを心からねぎらいたい」と述べ、「一生懸命やってくださった仕事が少しずつ実を結び、地平を上昇させているような気がする」と強調。「県民はわれわれに期待し、叱咤(しった)激励してくれる。来年もまた頑張ってやっていきたい」と話した。
県庁の仕事始め式は、1月4日午前10時から県民文化会館大ホールで行う。
和歌山市の仕事納め式には課長級以上の職員170人が出席。尾花正啓市長は平成最後の仕事納めにあたり「平成の時代は人口減少と高齢化が同時進行する、日本がこれまで経験したことのない現象が起こり、和歌山市でも30年間その現象ずっと続いていた」と振り返った。
2018年については「災害の多い1年だった。防災体制、復旧や、り災証明に取り組んでもらい、ごみ回収にも尽力してもらった。一方で明るい話題もあり、大学も開校し、待機児童も減少している。子どもの学力と体力も向上しており、そのような面でも本当にいろいろな働きをしてもらった」と述べ、職員の努力に感謝。「来年はまちなかが大きく変わる。平成30年間で地道に積み上げた仕上げの1年になった」と話した。
和歌山市の仕事始め式は1月4日午前10時から、大会議室で行う。
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