歌で和歌山の力を引き出す 5月にプロとアマ共演の祭典

門 博文

5月8日、和歌山ビッグホエールで歌の祭典が開催されます。
何か和歌山を盛り上げていくことができないか?いつもそんなことを考えながら活動を続けています。半年ほど前に親しい仲間と和歌山を「歌」で盛り上げられないかというテーマで話が盛り上がりました。47都道府県の中で唯一、「歌」という文字が和歌山には入っている。大きな声で歌を歌うことは健康にも良いと言われている。どんどん話は盛り上がりました。私も以前、ホテルの仕事をしていた頃、「歌声喫茶」という企画で多くのお客さまに喜んでいただいた経験がありました。そんなことで話を進めていくうちに「それなら歌をみんなで歌うイベントをやってみよう」ということになり今回の企画が始まりました。そこで和歌山を代表する歌は何か?和歌山の人が誰でも知っていて歌える歌は何か?などデータや情報によって調べていくと一つの曲にたどり着きました。それは「和歌山ブルース」です。昭和43年、今からちょうど50年前に発表された曲で和歌山がまだまだにぎやかでぶらくり丁の往来も肩と肩がぶつかるくらい人が溢れていた頃の楽曲です。調べてみますと全国のカラオケで歌われている「ご当地ブルース」カテゴリーで上位にランキングされるくらい知名度も高いということが分かりました。私も確かに全国を旅してみて地元の盛り場でこの曲をカラオケで歌えば地元の皆さんも一緒に口ずさんでくれた経験を各地で持っています。それならこの「和歌山ブルース」をできるだけ多くの人々で歌って和歌山のチカラを引き出そうということになり今回の企画のひとつのコンセプトが決定しました。
そこでこの企画をかねてからご指導いただいている杉良太郎さんにご相談しました。杉さんは皆さんもご存知の通り各方面でご活躍で特に私は「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」(以下、議連)という議員連盟の事務局として普段から何かとご指導いただいております。早速、杉さんは私たちの想いに耳を傾けてくださり「それなら演歌、歌謡曲を応援するという点からも大きく盛り上がるものにしよう」と力強く語ってくれました。演歌、歌謡曲は皆さんもお気づきの通りテレビやラジオなどでの取り上げが減ってきています。確かに私が子供の頃は毎週、テレビ各局でいわゆる「歌番組」があり身近に演歌や歌謡曲を楽しむことができました。また年末、大晦日の「レコード大賞」や「紅白歌合戦」に現在と違った一家全員の盛り上がりがあったようにも思います。時代が変遷してそれぞれの楽しみ方が発展してきたのは事実ですが街には「カラオケ喫茶」や「カラオケ教室」などで楽しんでいる方々が大勢いらっしゃいます。しかし、一方でメディアの取り組みは今、申し上げたような状況です。このギャップを埋めていこうというのがこの議連の活動趣旨の一つです。杉さんは私たちの企画を真正面から受け止めてくださり先頭に立って親しい歌手の皆さんにこの企画、この活動の趣旨を伝えてくださいました。共感いただいた皆さんが今回、和歌山に集結してくれることになりました。また今回は前代未聞の企画も盛り込まれました。演歌、歌謡曲をより身近に感じていただこうとプロの歌手と一緒のステージでアマチュアの方が歌えるというものです。これも杉さんが仲間の皆さんに働きかけてくれて実現した企画です。楽しみにしてください。
政治は森羅万象、さまざまなものに対応していかなければなりません。その最大の目標は多くの皆さんに「幸せ」を感じる人生を送ってもらうということだと私は信じています。朗らかに大きな声で歌を歌うこともその幸せのひとつかと思います。詳しくはチラシやポスターでご確認ください。

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