アロチの街を美しく 活性化委が清掃活動

和歌山市の歓楽街「アロチ」を盛り上げようと、飲食業に携わる18店舗の有志が集まり「和歌山市料理飲食業組合」のアロチ支部・アロチ活性化委員会を立ち上げた。

第1回目の活動として、歓楽街特有の「暗い」「汚い」といったイメージを払拭(ふっしょく)し、「明るく美しい街にし、県内外からお客さんを迎えよう」と、地域の清掃活動を企画。11日にはメンバー16人が集まり、大通り沿いの溝や、茂みに隠れた部分などを重点的に、約1時間にわたってたばこの吸殻やペットボトル、空き缶や壊れた傘などを回収。「暗い夜だと分からんな」「ごみが多すぎて拾っても拾ってもなくならん」などと話し、協力しながら丁寧に拾い集めていた。

清掃は、今後も毎月第1月曜日に実施。地域の課題や活性化に向けたアイデアを共有し、いずれはイルミネーション点灯や祭りの開催、周辺を歩行者天国にしたイベントなども企画したいという。

メンバーの一人、西廣真治さんは「横のつながりも生まれる。目が届きにくい場所にも、たくさんのごみが捨てられていることに気づきます。意識改革をし、私たちの中身も磨いていきたいですね」と話し、支部の代表を務める縣(あがた)克伸さんは「実際に活動することで、新たなまちの課題も見えてくる。人が集まればいろんな発想も生まれ、一つひとつ具体化しながら、まちを盛り上げていければ」と話していた。

茂みの間に隠れたごみを集めるメンバー

茂みの間に隠れたごみを集めるメンバー

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