地域つなぐ拠点 フロンティアセンター開設

 和歌山市本町のフォルテワジマにある「NPO・ボランティアサロン」が学生やNPOの活動と連携を促進する「地域フロンティアセンター」にリニューアル。3日にオープニングセレモニーが行われた。

 サロンはNPO、ボランティア団体のみの利用となっていたが、センターは間口を広げ、市内の大学に通う学生、NPO、地域住民などさまざまな人の利用が可能に。開館は午前9時から午後9時までで、市民協働推進班の職員が土日も常駐する。

 四つのミーティングルームと輪転機など備品の利用には団体の登録が必要。フリースペースは登録なしで誰でも利用できる。チラシやパンフレットを配架するホルダーや書き込みや掲示で情報発信できるコネクトボードも入り口に設置。利用者同士の関係を広げ、地域の活性化につなげる。

 セレモニーでは尾花正啓市長が「地域を支える団体と学生が共に交流、連携して新しい活動が生まれる拠点になれば」とあいさつ。市協働推進委員会の志場久起委員長は「これから増える学生には地域のことを少しでも知ってもらってから社会に出てもらいたい。初代サロンができてから17年、皆さんに活動に参加してもらって今までと違う市にしていきたい」と展望を語った。

 団体登録は申請用紙を同班に提出。ミーティングルームの利用は申込書に記入し、郵送、ファクスまたはメールで同センター(〒640―8033和歌山県和歌山市本町2丁目1番地フォルテワジマ6階、FAX073・402・1214、メールwakayama_city_rfc@joy.ocn.ne.jp)へ。利用日の3カ月前から予約可能。

 問い合わせなどは同センター(℡073・402・1213)。

オープンを祝いテープカット

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