梅風味の創作和菓子「令和」 紫香庵で人気
新元号「令和」にちなんだ創作和菓子を、和歌山県和歌山市七番丁の紫香庵(須賀良知社長)が販売している。やわらかい求肥で梅風味のあんを包んだ丸い薄桃色の饅頭で、2日から店頭に並べたところ、茶席や祝い事にぴったりと、まとまった注文が続いている。
須賀社長は、1日の新元号発表後、約3時間でアイデアを練り上げた。元号の出典の万葉集に記されている梅の花を愛でる宴から、春風がそよぐ様子を思い浮かべ、日本的な優しい心を丸い形と薄桃色で表現した。さらに金箔をあしらってめでたさを加え、子どもにも好まれるよう、梅風味のあんはほのかな香りに仕上げた。
「『心で考えると自然と一体になれる』との茶道の先生の教えに沿って菓子を作っています」と話す須賀社長。「新しい時代は、他を尊重する日本の素晴らしさがもっと注目されたら」と期待を込めている。
創作和菓子「令和」は1個205円(税込み)。
問い合わせは同店(℡073・426・3250)。
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