立体感のシャドーボックス マニエールで展示

 同じ絵柄の紙を何層にも重ねて立体的に表現するハンドクラフト「シャドーボックス」の作品展が30日まで、和歌山県和歌山市禰宜のケーキサロン・マニエール和佐店で開かれている。

 貴志川の公民館などで指導する、岩出市の畑光代さんと生徒20人が風景や人物、花や動物などを題材にした約40点を出品。

 シャドーボックスは、ポストカードやカレンダーなどを5~10枚使用。浮き上がらせたい部分のイラストを切り取り、立体的に貼り重ねて作る。店内に並ぶのは、欧州の街並みや色鮮やかな花、五月の節句やひな祭りを題材にした歳時記など。1年がかりで仕上げる作品もあるといい、訪れた人は精巧な作品を間近でじっくりと楽しんでいる。

 畑さんは「同じデザインを使っても、仕上がりはさまざま。額に入れると『自分の作品』になり、額の中の小さな世界を楽しんでもらいたいです」と話し、出品者で、習って12年ほどという70代の女性は「細かい作業ですが、陰影や奥行きを考えながら作るのは楽しいです」と笑顔だった。

 午前9時から午後7時まで。問い合わせは同店(℡073・477・3155)。

額の中に特別な世界が広がる

額の中に特別な世界が広がる

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