記念符配布や型抜き体験 各地で令和イベント

 和歌山市は、令和に改元される5月1日、和歌山城天守閣で「改元記念符」を限定配布するのをはじめ、各施設でさまざまな記念イベントを行う。(写真は市提供)

 和歌山城では、天守閣の楠門で「改元記念 和歌山城 令和元年五月一日」と記された改元記念符を配布。午前9時から午後5時まで。限定2000枚がなくなり次第終了。

 天守閣前広場では、和歌山城公園動物園の人気者、紀州犬の皐月(さつき)、絢芽(あやめ)とふれあう「和歌山城ワンワンワンデー」を企画。令和元年(1年)、令和初日(1日)、皐月と絢芽が5月で1歳になるという三つの「ワン(1)」にちなみ、皐月と絢芽と一緒に記念撮影ができる。午前9時半、午後1時半からの2回、各30分。

 湊本町の市立博物館では、令和の出典となった「万葉集」の梅の歌の序文にちなみ、所蔵の梅模様の菓子木型を使った型抜き体験を開催。同館は、紀州徳川家お抱えの菓子職人である御菓子司を務めた駿河屋の菓子木型を多数所蔵。その中から、梅模様の木型を使い、粘土で「令和」の文字が入った菓子の型抜きをし、記念に持ち帰ることができる。午前9時から午後4時半まで、定員先着50人。1人1個まで。

 同館では1日から6月9日まで、万葉集の注釈書『万葉集略解(まんようしゅうりゃくげ)』も公開する。江戸時代に刊行され、万葉集に簡単な注釈を加えた入門書として広く読まれた。市出身の歌人・多紀治子さんが所蔵していた写本を展示する。

 型抜き体験と展示はいずれもエントランスホールで行い、参加、観覧は無料。

天守閣で配布する「改元記念符」

天守閣で配布する「改元記念符」

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