8ミリフィルム上映会 和歌山映像クラブ
昔の和歌山の姿を懐かしい8ミリフィルム映写機で振り返る「8ミリフィルム上映会」が6月16日、和歌山市本町のフォルテワジマ6階、地域フロンティアセンターミーティングルームCで開かれる。午後2時から4時まで。参加無料で、定員は当日先着100人。和歌山映像クラブ(南川陽一会長)主催。
4Kや8Kテレビなど高精細な映像が主流になりつつある現在。令和になりさらに遠くなった昭和の時代は、8ミリフィルムが動画の主役だった。
上映会では、昭和40~60年代の和歌山の様子を撮影した作品を、当時大活躍し、憧れの映写機といわれた「エルモGS―1200」で上映する。
懐かしい丸正百貨店の店内の様子、市内を走る市電やSLの姿、大漁旗が威勢よくはためく雑賀崎の旧正月など、3分から15分間の7作品を予定。経年劣化で上映が不安定な機材とフィルムは、会員の経験と技術が支える。映写機の回転音が響く中、生のアナログ映像を通じて、現在までの映像の技術革新のすごみも感じることができるイベントとなっている。
南川会長(82)は「ノイズの向こうにあるものを感じてほしい。当時を懐かしむ世代はもちろん、当時を知らない若い人に、8ミリフィルムの良さと古き良き時代の和歌山の両方を知ってもらいたい」と話している。
問い合わせは同クラブ(℡073・423・0390)。
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