木の国悠久の大地 本紙連載竹田さん写真展
本紙に写真紀行エッセイ「木の国悠久の大地」を連載する、セイカ㈱の専務取締役・竹田元則さん(63)の同名の写真展が19日から7月1日まで、東京都新宿区のリコーイメージングスクエア新宿のギャラリーで開かれる。竹田さんの高い撮影技術と審美眼で、和歌山の美が表現された作品が楽しめる。
出品されるのは、静寂な熊野古道や春秋の高野山、古座川町の水辺の他、月や星空を捉えた写真35
点。約50㌢四方と約60㌢×90㌢の2種の大きさのパネルがずらりと並び、迫力の作品をゆったりと鑑賞できる。
「熊野古道大門坂」「那智の滝と三重塔」では山中に立ち上る淡い霧を捉えた。変化し続ける霧に細心の注意を払いながら、山中の現場を移動する緊迫感の中で、美しい風景を写し取った。
同ギャラリーはビジネス街にあり、最新のカメラやレンズに触れられるショールームに隣接。プロ写真家も多く訪れ、「交流は良い刺激になります」と竹田さん。2013年にも同じ場所で個展を開いており、今回は前より規模を拡大しての開催となる。
竹田さんは展示期間中、毎日ギャラリーに顔を見せる予定で「東京では和歌山に特化したテーマは珍しいのかもしれません。写真展をきっかけに、和歌山に行ってみたいなぁと思っていただけたら」と、多くの来場を呼び掛けている。
11月にも和歌山市内で巡回展を予定している。
入場無料。展示は午前10時半から午後6時半(最終日は午後4時)まで。火曜日定休。問い合わせは同所(℡0570・006371)。
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