足を守って たま神社でリーヴォ選手ら祈願

 足の神様とされる和歌山県和歌山市木枕の足守神社で7月7日行われる大祭「御夢想灸(ごむそうきゅう)」を前に和歌山電鐵貴志駅で22日、アルテリーヴォ和歌山の選手らが駅構内の「たま神社」を訪れ勝機アップを祈願。同社の小嶋光信社長が「和歌山電鐵と地域の足を永続的に守れるように」と願いを込めた。

 同チームの唐木澤真也選手(25)と関係者、小嶋社長、ニタマ駅長とよんたま駅長代理らが参拝。同神社の吉田純啓別当の祈祷(きとう)の下、参拝者はたま大明神の前で深々と頭を下げた。

 唐木澤選手は「和歌山を盛り上げるためJFL昇格」とぞうり絵馬に記し、「サッカーで盛り上げて、もっと僕たちを知ってほしい。サッカーは足のけがが多いので、けががないようにと願いました」と話した。

 小嶋社長は「ニタマ、よんたまと地域の足を守れるようにと願いました」と話した。また、同社が昨年度の純損益が3500万円の赤字となり、一昨年度の1500万円の赤字と合わせて累積損失が5000万円となったことにふれ、「和歌山電鐵が永続的に続くようにしないと地方公共交通が滅びてしまう。国や地方自治体、地域などが協力しながらやっていかないといけない。公設民営を成し遂げないと」と危機感を募らせた。

たま神社で祈願する唐木澤選手㊨と小嶋社長(中央)ら

たま神社で祈願する唐木澤選手㊨と小嶋社長(中央)ら

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