3度目入札で予定者決定 和歌山市市民会館

2度にわたり入札不調となっていた新市民会館(仮称)市民文化交流センターについて、和歌山市は27日、3度目の入札で落札予定者が決定したと発表した。

現市民会館(伝法橋南ノ丁)の老朽化に伴い、市立伏虎中学校の跡地(七番丁)に移転を計画していた。

本来はことし3月に着工し、2年の工期で完成予定だったが1月、2月の入札で応札者がおらず、不調に終わっていた。

3度目の入札に向けては資材や人件費の高騰を踏まえて積算を見直し、総事業費を約116億円に増額。工期は予定より3カ月延ばし27カ月とした。

今回の入札は本体と電気設備、機械設備に分けて実施。本体は奥村・小池・宮井特定建設工事共同企業体、電気設備は八千代・植野電気特定建設工事共同企業体、機械設備はテクノ菱和・東和冷機特定建設工事共同企業体が落札予定者となった。いずれも県外企業と地元企業の共同体。

今後は手続きを経て7月1日から始まる市議会定例会の追加議案に上程され、議決後に工事に取り掛かる予定。

尾花正啓市長は「市民の皆さまには大変ご心配をおかけした。2021年秋の完成に向けて、事業を推進していく」とコメントを発表した。

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