社明運動強調月間スタート JR駅前で啓発
「第69回社会を明るくする運動」(法務省主唱)の強調月間(7月)が1日に始まり、和歌山市のJR和歌山駅前で一斉街頭啓発が行われた。
同運動は犯罪や非行の防止や罪を犯した人の更生に対する理解を深めてもらい、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会の実現につなげようと毎年行っている。
街頭啓発には県と市の推進委員会を構成する県、和歌山市の職員、保護司、保護観察所職員ら約200人が参加。県議や和歌山市議も駆け付け、午前7時半から約30分間にわたり通勤や通学で駅を利用する人たちにリーフレットやポケットティッシュ、ボールペンなど啓発グッズ約2800部を手渡した。
街頭啓発の後は同市出身の落語家で「社会を明るくする大使」を務める桂枝曾丸さんから、田中一寿県環境生活部長と森井均同市副市長に、安倍晋三首相と仁坂吉伸知事のメッセージがそれぞれ伝達された。
和歌山保護観察所の保田久美保護観察官は「再犯率が高い状況が続く中、運動が少しでも立ち直りの力になれたら」と話していた。
期間中は和歌山県内各地の駅前や商業施設、祭りの会場などで啓発活動が行われる。
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