子どもたちが輝くために きめ細かな教育の充実に全力

浮島 智子

 今、人工知能、ビッグデータ、ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会の在り方そのものが劇的に変わるとされる「ソサエティ5・0」時代の到来が予想されています。
 このような中で、子どもたちが予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成することが求められており、それに対応し、学校教育も変化していかなければなりません。
 ただ、忘れてならないのは、一番大切なのは人との関わりということです。本年4月には、新しい時代の初等中等教育の在り方について、中央教育審議会に諮問を行いました。新時代に対応した義務教育の在り方について、具体的には、基礎的読解力などの基盤的な学力の確実な定着に向けた方策や、児童生徒の発達の段階に応じた学級担任制と教科担任制の在り方や、習熟度別指導の在り方など、今後の指導体制の在り方についてご審議をお願いしているところです。
 また、学校における働き方改革の推進について、本年1月に中央教育審議会から答申をいただき、「学校における働き方改革推進本部」を省内に設置しています。
 教師自らが生活の質を豊かにして人間性や創造性を高め、効果的な教育活動を行うことが今回の働き方改革の目的です。これまで高い成果を上げてきたわが国の学校教育を持続可能なものとするため、答申を踏まえ、学校と社会の連携の起点・つなぎ役として、前面に立って全力で取り組んでまいります。
 先日、私が座長を務める「外国人の受入れ・共生のための教育推進検討チーム」が、外国人の子どもたちへの教育を充実させるアクションプランを策定致しました。これは、日本に住民登録しながらも義務教育を受けていなかったり、日本語が話せなかったりする外国籍の子どもが増えていることを受けて文科省内に設置したものです。内容は、ICT活用の学習支援、高校入試における特別の配慮、障害のある生徒らへの支援充実、就学状況の全国調査、都道府県、政令市に少なくとも1校の夜間中学の設置の促進等々です。
 ことしは、元号が「平成」から「令和」へと変わる歴史的な年となりました。万葉集の歌から引用されたこの「令和」には、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした国でありたいとの願いが込められています。これからも子どもたち一人ひとりが輝き成長できるようきめ細やかな施策を行ってまいりたいと思います。
 さて、先週投開票されました那智勝浦町議会議員選挙では公明党和歌山県本部の女性議員の中岩和子さんが1000票ちょうどの得票をいただきトップ当選をすることができました。ことしは和歌山県本部の私の大先輩であります坂井弘一元代議士が和歌山で初めて衆議院の魂の一議席を獲得してから50年という大きな節目の年となります。御坊市議選、4月の統一地方選挙に引き続き、那智勝浦町議選がこのように大勝利させていただきましたことに感謝の思いでいっぱいです。目前に迫りました参議院議員選挙、有田市議選と連続勝利を目指して断固戦ってまいります。皆さま今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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