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坂本冬美さんら出演　ねんりんピック開会式

　和歌山県は、１１月９～１２日に県内各地で開かれる、６０歳以上の人を中心とした健康と福祉の祭典「ねんりんピック紀の国わかやま２０１９」の総合開会式の出演者を発表した。上富田町出身の演歌歌手・坂本冬美さんが歌声を披露し、県出身の五輪メダリストらが炬火ランナーを務め、式典を華やかに盛り上げる。

　開会式は９日午前１０時から、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で開かれる。メインアトラクションは人生を春夏秋冬になぞらえ、物語形式で伝えるステージ。子どもたちによるダンスや和太鼓の演奏などが行われる。坂本冬美さんが歌声でエールを送り、ナビゲーターは元宝塚歌劇団員で、りら創造芸術高校（紀美野町）で特別講師を務める天翔（あまと）りいらさん、国歌独唱は、和歌山大学教育学部教授で歌唱法などを研究する大元和憲さんが担当する。

　炬火ランナーは５人。田辺市出身で１９６４年の東京五輪体操男子つり輪と男子団体で金メダルを獲得した早田卓次さん、九度山町出身で五輪に３度出場し、銀、銅メダルを獲得。「ミスターアマ野球」と呼ばれた五輪通算５勝の世界記録を持つ杉浦正則さん、和歌山市出身で２０１２年のロンドン五輪レスリングで銅メダルを獲得した湯元進一さん、同市出身でフェンシングで活躍する東莉央さん、晟良さん姉妹が参加する。

　応援メッセージ映像には、かつらぎ町出身の俳優・小林稔侍さん、和歌山市出身の元プロ野球選手・小久保裕紀さん、同市出身の女優・岡本玲さんが登場する。

　実行委員会は開会式と１２日の閉会式の観覧者を募集している。入場無料だが整理券が必要。定員は開会式約２３００人、閉会式は約６００人。募集案内リーフレットのはがきに必要事項を記入し郵送するか、大会公式ウェブサイトの応募フォームから申し込む。応募者多数の場合は抽選となる。８月３０日締め切り（必着）。

　問い合わせは実行委事務局（℡０７３・４４１・２５７０）。