WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

梅酒アイスティー・フロート

遅い梅雨明けを迎え夏本番の到来。一段と暑さを増す季節、炭酸飲料と組み合わせた梅酒の楽しみ方を取り上げてきた。
食前や食事中に格別なのどごしを楽しめるのが炭酸系の魅力だが、食後に楽しむタイプの梅酒カクテルもある。今週は「梅酒アイスティー・フロート」を紹介したい。
フロートとは、飲料の水面にアイスクリームを浮かべたもの。梅酒アイスティー・フロートは、その名の通り、梅酒とアイスティー、アイスクリームを使った飲料。作り方は、広い飲み口が特徴のタンブラーに氷をたっぷりに入れ、しばらく時間を置く。ここでタンブラー自体の温度を下げておくことがポイント。表面に結露が起きじゅうぶん温度が下がったところで氷を数個まで減らす。
そこへ梅酒とアイスティーを入れる。梅酒は芳醇なタイプがお薦め。アイスティーは市販のペットボトル飲料(無糖タイプ)でもよいが、できれば茶葉から取り出し冷やしたものの方が濃厚で味わいに差が出る。
フロート部分のアイスクリームについては、市販のカップアイスを大さじですくい取り水面に浮かべるのが手軽だろうか。筆者はソフトクリームを模したアイスクリームの上部を包丁でカットし水面に浮かべた。
その味はというと、梅酒に紅茶の風味が混ざり合い、口当たりの良さが特徴。それぞれの比率は梅酒2、アイスティー1程度が適当だろうか。アイスティーが多いと梅の味が薄れる上、フロートの甘味だけが際立ってしまう。また氷が多いとフロートと氷が混ざることで梅と紅茶の風味が薄れるので注意が必要。
前号で取り上げた梅酒モーニのような手軽さに欠けるが、食後のデザート代わりに楽しめるカクテル。一度、試してみては。
(次田尚弘/和歌山)