プレミアム商品券発行 和市は10万人対象

10月に予定されている消費税率10%への引き上げに伴い、低所得者や子育て世帯への負担増を緩和するため、和歌山市はプレミアム付商品券を発行する。5000円分を4000円で販売し、25%多く買い物ができる。

対象は、市民税非課税の約9万人と、3歳未満の子どもがいる世帯の世帯主約1万人。市民税非課税者は申請が必要で、購入引換券の交付申請書を7月中旬に郵送している。子育て世帯主には9月下旬以降に購入引換券を郵送する。

1冊5000円分(500円券×10枚)を1人5冊まで購入できる。

商品券は市内の登録店舗で10月1日から来年2月29日まで使用でき、市は今月23日まで店舗の登録を受け付けている。その後も登録は可能だが、10月1日から配布予定のリーフレットには掲載されない。5日現在の登録数は289店で、より多くの登録を呼び掛けている。

尾花正啓市長は8日の定例記者会見で「増税の影響を受ける世帯をできるだけカバーしていきたい。多くの店に参加していただき、普段とは違う店で買い物をしてもらえば、地域経済への効果も大きく、意義がある」と話した。

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