一文字に集中して 席書大会に小中高生35人

定められた時間内で書道作品を仕上げる「席書き」の和歌山地区大会が11日、和歌山市寺内の東部コミュニティセンターで開かれた。日本書字文化協会(大平恵理代表理事・会長)が主催し、全国20カ所で地区大会を実施。作品は同協会中央審査委員会が審査し、文部科学大臣賞をはじめ各賞が決まる。和歌山では県内の書道教室に通う小中高生35人が筆を振るった。

大会では手本を見ずに25分以内に2点の作品を書く。参加した児童生徒は緊張感が伝わる空気の中、集中した様子で用紙と向き合い作品を書き上げた。

最後は完成した作品を持って一人ずつ発表。「練習よりよくできた」「字と字の間隔がバランスよくできた」とそれぞれに頑張ったところを話した。

草書の作品を書いた県立星林高校1年の濵﨑礼愛さんは「草書は高校生になってから始めました。筆遣いが難しく、字の流れを考えて書かないといけないんですが、上出来の作品ができたと思います」と話していた。

中央審査会は9月を予定。大臣賞の他、学年別の優秀賞などが決まる。

大会に参加した皆さん

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