災害対策など7億2790万円 県議会補正予算案

和歌山県は3日、総額7億6721万円を増額する一般会計補正予算案を発表した。10日開会の9月定例県議会に提出する。補正後の一般会計は5801億8487万円となる。

補正予算案では、災害対策関連6事業に7億2790万円を計上。内容は、田辺市の県道で7月に発生した斜面崩落で通行止めとなっている箇所への仮設道路の設置、8月の台風10号でがけ崩れが発生した箇所の対策工事、海岸に漂着した流木の除去などとなっている。

この他、10月から国が実施する幼児教育・保育無償化に伴い実費負担となる保育所の給食費について、新たな経済負担が発生しないように行う支援など「紀州っ子いっぱいサポート」に2565万円。通信制の県立南紀高校で、タブレット端末を活用した遠隔指導などの実施に250万円を計上している。

9月議会への提出予定案件は、予算関係を含む議案31件、委任専決報告16件など。さらに会期中に、10月中に任期満了を迎える教育委員、公安委員、土地利用審査会委員の人事案8件など計9件の追加提案を予定している。

9月議会は10日開会、27日閉会の18日間。17~20日に一般質問、24、25日に常任委員会が予定されている。

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