和北は初戦でコールド負け 高校野球1次予選

 秋季近畿地区高校野球大会和歌山県1次予選が7日開幕し、和歌山市の県営紀三井寺球場や有田市のマツゲン有田球場などで熱戦が繰り広げられた。紀三井寺球場の第1試合では和歌山北と初芝橋本が対戦し、初芝橋本が13―3で6回コールド勝ちした。

 和歌山北は登板した3投手がいずれも制球に苦しみ、初戦で涙をのんだ。1回裏に打者一巡の攻撃で6点を奪われると、5回にも四死球でピンチを広げ、相手の中軸に痛打を浴びた。打線は相手の好左腕・佐久間を攻め2回には3連打で2点を返したが、代わった左腕・森田の緩いカーブに苦しみ、3回以降は沈黙した。

 和歌山北の辻本仁嗣監督は「投手がストライクゾーンに投げられなかったのが全て。打たれるのを怖がり、腕が振れていなかった。戦う姿勢ではなかった」と話し、攻撃については「中軸打者が打つべき球を見逃していた。森田君は緩い球が良く、タイミングを取りづらかったと思う」と振り返っていた。

 大会は34チームが出場し、県内4球場で実施。上位4チームは県2次予選に進む。2次予選は新人戦の上位4チームと合わせ計8チームで競い、優勝、準優勝のチームは10月19日から奈良県橿原市で開かれる近畿地区大会に出場する。

2回表、和北が意地の反撃

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