迅速、安全に消火を 和市消防団が訓練

 和歌山市消防団第1方面隊による大規模な建物火災を想定した訓練が15日、和歌山県和歌山市加太の県消防学校であり、団員らが消火訓練に取り組んだ。

 火災が発生した場合に迅速で安全な消火活動ができるよう能力を高めるのが目的。第1方面隊に所属する本町、城北、宮北、中之島、大新、新南、広瀬、芦原、雄湊、砂山、今福、吹上の計12分団から団員約100人と車両12台が参加した。

 訓練は2階建ての建物の1階から出火し、近くの建物に延焼の危険性があるとの状況を想定し、3分団ずつに分けて実施。団員らは同市消防局中消防署の隊員からホースの準備や放水などについて助言を受けながら真剣な表情で訓練に取り組み、建物に向かって約10分間の放水を行った。

 自身を含め団員7人が参加した吹上分団の河村真二分団長(61)は、「現場に出たことがない若い団員にも積極的に参加してもらった。この経験を今後の活動につなげてほしい」と話していた。

建物に向かって放水する団員たち

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