強さの秘訣は「心技体」 髙嶋仁さん講演
那賀青年会議所の設立50周年を記念した講演会が22日、和歌山県紀の川市の粉河ふるさとセンターで開かれ、智弁和歌山高校名誉監督の髙嶋仁さん(73)が「心・技・体~明るい豊かな未来に向けて~」を演題に話した。
髙嶋さんは五島列島出身。長崎海星高校、日本体育大学を卒業後、智弁学園高校(1970~79)、智弁和歌山高校(1980~2018)で指導者として活躍した。
甲子園出場回数38回、甲子園通算勝利数68勝の最多記録を持ち、同校の現・監督の中谷仁さんや日ハムの西川遥輝選手ら、多くのプロ野球選手を輩出した。現在は同校の名誉監督を務めている。
約500人が来場。講演で髙嶋さんは少年野球について「楽しくやらないとうまくならないし長く続かない。また自分のことは自分でやらないと野球はうまくならない」と話した。
智弁和歌山の野球部について、「最初から強かったわけではない。強いチームになるために努力してきた。野球は準備のスポーツなので想像力をつけて考える野球をしてきた」と続けた。
「技術・精神力・体力の三つを考えながらチームをつくる。また日本一の体力づくりをしてきた。指導者が目標を持ってアメとムチをうまく使うことでいいチームができる」と強さの秘訣(ひけつ)を話した。
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